前回AI先生に「JavaScriptで何ができるの?」って聞いたら、一覧の中で「インタラクション」「入力チェック」「動的表示」の具体例を教えてもらいました。今回は「データ操作」についてわかりやすい事例を教えてもらいます。
前回のおさらい

- 【済】インタラクション:メニュー開閉、タブ切り替え、モーダル表示
- 【済】入力チェック:必須チェック、文字数・メール形式の検証
- 【済】動的表示:時計、カウントダウン、スライドショー
- データ操作:計算、条件分岐、繰り返し処理
- 保存:ブラウザにメモ(
localStorage) - 通信:サーバーやAPIからデータ取得
- 描画:Canvasで図形・グラフ

前回はWeb上で動きが多いものが多かったけど、今回も似たようなものなのかな?

今回は少し性質が違います。前回は“見た目の動き”が中心でしたが、今回のテーマは“データをどう扱うか”です。たとえば、計算や条件分岐、繰り返し処理で処理の流れを作ったりと、より“ロジック寄り”の内容になります。
データ操作

🧮 1. 計算(四則演算の基本)
💡イメージ
「買い物の合計金額を計算する」ような処理。
💻 例:商品価格の合計を出す
const apple = 120;
const banana = 150;
const total = apple + banana;
console.log("合計金額は " + total + "円です。");
🗣️出力結果:
合計金額は 270円です。
👉 JavaScriptは +、-、*、/、%(あまり)を使って計算できます。
※ + は数値だけでなく、文字列をつなぐときにも使われます。
⚖️ 2. 条件分岐(if文)
💡イメージ
「もし◯◯なら〜する、そうでなければ〜する」という判断。
たとえば「合計金額が200円を超えたら、ポイント付与」。
💻 例:条件でメッセージを変える
const total = 270;
if (total >= 200) {
console.log("ポイントがつきます!");
} else {
console.log("ポイント対象外です。");
}
🗣️出力結果:
ポイントがつきます!
👉 if (条件) { 処理 } else { 処理 } の形で使います。
複数条件なら else if もOKです。
🔁 3. 繰り返し処理(for文・while文)
💡イメージ
「同じ作業を何回も繰り返す」。
たとえば「1から5までの数字を順に表示する」など。
💻 例:for文で数字を表示
for (let i = 1; i <= 5; i++) {
console.log(i + "回目のループです");
}
🗣️出力結果:
1回目のループです
2回目のループです
3回目のループです
4回目のループです
5回目のループです
👉 「最初の値 → 繰り返し条件 → 1回ごとの増加量」という流れ。i++ は「i = i + 1」の短縮形です。

このあたり今Progateでやっているよ。基本的な計算とか繰り返し処理とか、Excelのマクロに近いような動きだよね。

そうですね、とても良い感覚です。JavaScriptの条件分岐や繰り返しは、Excelのマクロ(VBA)にも通じる“処理の流れを自動化する考え方”です。Excelでの経験があるあるくさんには、理解しやすい部分だと思いますよ。

ある程度理解しているので飲み込みは早いと思うんだけど、なかなか細かいところが覚えられないよね。使っている記号の種類やらどこに何を入れればいいのかとか・・・

それは自然なことです。最初は記号や構文を正確に覚えるよりも、実際に手を動かして“動く感覚”をつかむほうが大切です。何度か書いて動かすうちに、自然と体で覚えられるようになりますよ。
💡 3つを組み合わせた応用例
💻 例:テストの点数から平均を出して合否判定する
const scores = [80, 70, 90];
let sum = 0;
for (let i = 0; i < scores.length; i++) {
sum += scores[i]; // 合計を計算
}
const avg = sum / scores.length;
console.log("平均点:" + avg);
if (avg >= 75) {
console.log("合格です!");
} else {
console.log("もう少し頑張りましょう!");
}
🗣️出力結果:
平均点:80
合格です!
👉 このように「計算」+「繰り返し」+「条件分岐」を組み合わせると、
実用的な処理ができるようになります✨

組み合わせるといろんなことができそうだね。こういうのって実際どんな場面で使われているの?

たとえば、
繰り返し:リストやデータを順に表示
計算:ショッピングサイトの合計や割引
条件分岐:フォームの入力チェックやボタンの反応
など、Webサイトの“動き”の裏側でよく使われますよ。

なるほど~。いろいろ活用されているんだね。JavaScriptがないと成立しないWebサイトも多そうだな。

まさにその通りです。今のWebサイトの多くは、JavaScriptで成り立っています。ページ遷移せずに内容が変わったり、動的にデータを読み込んだりするのも、ほとんどがJavaScriptのおかげなんですよ。
まとめ

今回はJavaScriptの「データ操作」部分にフォーカスを当ててみました。ECサイトなどでよく使われている計算とかはJavaScriptで動いているんですね😃 いつか自分もそういうのを使いこなせるように、引き続き勉強を続けていきたいと思います。ではでは。

