ProgateのHTML/CSS中級編まで学習して、HTML/CSS 道場レッスン初級編に入りました!
少しずつHTMLの書き方やタグにも慣れてきましたが、とりあえず見本をなぞっているだけなので、頭に入っているか、ちと心配という状況です😅
HTMLの構造や文法、タグの種類などは、なんとなく頭に入っている程度なので、今回は HTMLの構造や文法ルールなどを整理してみました。

だいぶHTMLには慣れてきたけど、定着しているか微妙な感じかな。振り返り用にHTMLの構造と文法ルールの基礎を、初心者でもわかるように深堀り&まとめてもらえるかな。

もちろんです! 以下に、HTMLの構造と文法ルールの基礎を、プログラミング初心者向けに「やさしく・わかりやすく・深堀り」してまとめました。
🔰 HTMLの構造(初心者向け)

HTMLの基本構造
HTMLの文書は、以下のような「ひな型(テンプレート)」をベースに書かれます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>
<h1>見出し</h1>
<p>ここに本文が入ります。</p>
</body>
</html>
🧩 それぞれの意味
パーツ | 説明 |
---|---|
<!DOCTYPE html> | 「このページはHTML5ですよ」と宣言する部分(最初に書く) |
<html> | HTML文書全体を囲うタグ |
<head> | ページの設定やメタ情報を入れる場所(ユーザーには表示はされない) |
<body> | 実際にブラウザに表示される内容(見出し・文章・画像など) |
💡Point:「<head>=ユーザーに見えない情報」「<body>=ユーザーに見える情報」と覚えるとスッキリ!

ありがとう。<head>と<body>の違いはわかりやすいね。ちなみに<!DOCTYPE html>とか<head>に書くものって、ほぼテンプレート通りなのかな。どうしてこういう書き方なのかとか、深堀りする必要はあるかね?

いい質問ですね! 結論からいうと「テンプレート通り」で基本はOK。でも、ある程度の理解は超重要!です。以下に理由をわかりやすくまとめます。
<!DOCTYPE html> の意味と役割
これは「この文書はHTML5ですよ!」とブラウザに伝える宣言文です。
なぜ大事?
- これがないと、ブラウザが“古い表示モード”でページを解釈することがあり、
→ CSSの動きやレイアウト崩れの原因になる - ブラウザに「正しく最新のルールで解釈してね!」と伝える“スイッチ”
✅ 結論:絶対に入れるべき。内容は暗記よりコピペでOK。
<head> に入れるものの意味(代表的な項目)
要素 | 意味・役割 |
---|---|
<meta charset="UTF-8"> | 文字コードを指定(日本語も含め正しく表示される) |
<title>ページ名</title> | ブラウザのタブに表示されるタイトル・SEOにも影響 |
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> | スマホ表示を最適化する設定(超重要) |
<link rel="stylesheet" href="style.css"> | CSSファイルを読み込むリンク |
✅ 結論:中身の意味は“ざっくり”理解しておくとトラブル時に強い!
💡深掘りの必要性は?
学び方 | おすすめ度 | 理由 |
---|---|---|
とりあえずテンプレで進む | ◎ | 最初はこれでOK! 早くアウトプットできる |
用語や役割だけ調べる | ◎ | 必要なときに意味を知っておくとCSSやSEO学習にもつながる |
DOCTYPE の歴史や仕様まで深堀 | △ | プロを目指すならアリだが、初心者には不要。学習効率を下げることも |

<!DOCTYPE html>
や <head>
の部分は、最初はテンプレートでOK!
ただし、「なぜ書いてあるのか」「何に関係しているのか」をざっくり理解しておくと、将来CSSやSEO・レスポンシブ対応などをするときに「意味がつながってくる」のでおすすめです。

なるほど。ざっくり理解しておけば、今のところ細かく覚える必要はないってことか。そういやスマホ表示を最適化する設定は、まだProgateには出てきてないね。

そうなんです、あるくさんの理解バッチリです!😊 ProgateのHTML/CSSコースでは、まずは「タグの基本」「レイアウト」「見た目の装飾」など、“見える部分”の基礎を中心に学ぶ構成になっています。
そのため、<meta name="viewport">
のようなスマホ表示の最適化は、中級~上級レベルや実案件で触れるようになることが多いです。

ほーそうなのね。了解です。では次はタグのことについて教えてよ
タグの基本ルール

HTMLは「タグ」という命令文のようなものを使って書かれます。
✅ タグの書き方(基本形)
<p>これは段落です。</p>
- 開始タグ:
<p>
- 終了タグ:
</p>
- 内容:
これは段落です。
📌タグのルールまとめ
規則 | 説明 |
---|---|
開始と終了タグがある | 例:<h1>こんにちは</h1> |
大文字小文字は区別しない | 通常は小文字で書くのが慣例 |
入れ子(ネスト)にできる | 例:<p><strong>強調</strong>された文章</p> |
属性を書くときはダブルクォーテーションを使う | 例:<img src="画像.jpg" alt="説明"> |
よく使うHTMLタグとその役割(初心者向け)
タグ | 内容(何をするタグか) | 例 |
---|---|---|
<h1> 〜<h6> | 見出し(重要度が数字で変わる) | <h1>タイトル</h1> |
<p> | 段落(Paragraph) | <p>文章が入ります。</p> |
<a> | リンク(Anchor) | <a href="https://example.com">サイトへ</a> |
<img> | 画像(Image) | <img src="pic.jpg" alt="説明"> |
<ul><li> | 箇条書きリスト(Unordered List) | <ul><li>項目1</li><li>項目2</li></ul> |
<div> | セクションのかたまり(Division) | レイアウト調整やCSSの対象範囲 |
<span> | 文中の一部分を装飾(インライン用途) | <span class="blue">ここだけ青く</span> |

ありがとう。タグには開始と終了タグがあるのは何でなのかね? あと入れ子とか属性とか、もうちょい細かく説明してくれる?

了解しました! ではHTMLタグの仕組みについて、以下の3つに分けてやさしく解説しますね。
🏷️「開始タグと終了タグ」がある理由
HTMLは「構造を伝えるための言語」です。
たとえば:
<p>こんにちは!</p>
これは「これは段落(paragraph)です」という意味。
タグが2つあるのは…
タグ | 役割 |
---|---|
<p> | ここから段落が始まるよ |
</p> | ここで段落が終わるよ |
📌 開始タグと終了タグがあることで、どこからどこまでが“その要素”かを明確にできるんです!

なるほど。要素の範囲を確定化させるためなんだね。ちなみに終了タグを入れ忘れるとどうなるの?

とても良い質問です!
終了タグを入れ忘れると、下にある内容に影響を及ぼしたりなど、思い通りの表示にならないことが多いんです😅
🔧 終了タグを忘れるとどうなるの?
▽終了タグを正しく入れた場合<h1>これは段落です</h1>
<p>これも段落です</p>
▽終了タグを入れ忘れた場合<h1>これは段落です
<p>これも段落です</p>
📱終了タグを正しく入れた場合:

📱終了タグを入れ忘れた場合:

終了タグを入れ忘れた<h1>の見出しは、本来であれば1行目で終わるはずなのに、次の行の<p>にまで<h1>要素が反映されてしまいました。上記のように「デザインが崩れる」「思い通りに反映されない」などの問題が起きやすくなります。

終了タグってただの閉じる記号かと思ってたけど、ちゃんと閉じないと他の部分まで崩れるんだね…。

そのとおりです!😅
終了タグを忘れると、全体の表示がズレたり、思わぬところまでスタイルが効いてしまったりと、結構こわいんです。終了タグなしは“ドアの閉め忘れ”みたいなもの。開けっ放しだと、中まで風が吹き込んじゃうかも☁️🌀
🧩「入れ子(ネスト)」とは?
タグの中に、別のタグを入れることもできます。
<p>これは <strong>大事な</strong> メッセージです。</p>

上の例では:
<p>
:全体が段落<strong>
:その中の一部を太字に
🔁 これが「入れ子(ネスト)」構造と呼ばれるものです。
📝 ルール:必ず“開いた順に閉じる”(下記はNG)
<!-- 間違い例 -->
<p><strong>大事</p></strong>

タグの中に別のタグを入れて階層化するってことか。ルールの「必ず”開いた順に閉じる”」ってどういうこと?

そのとおり!「入れ子(ネスト)」とは、タグの中に別のタグを入れて、階層的に構造をつくることです👍
で、「開いた順に閉じる」というのは、タグの順番がズレないようにするためのルールなんです。
🔁 開いた順に閉じるって?
たとえば、以下のようにタグを正しく入れ子にした場合:
<p>こんにちは、<strong>あるく</strong>さん!</p>

<p>
が先に開きます- その中で
<strong>
を開きます <strong>
を閉じてから、最後に<p>
を閉じる
📌つまり:
つまり【 開いた順(p → strong)と、逆順で閉じる(strong → p)】 という順になります
❌ NGな例(順番がくずれている)
<p>こんにちは、<strong>あるく</p>さん!</strong>

👆これは開いた順と閉じた順が一致していないので、表示崩れやスタイルの誤動作の原因になります。
🧠 イメージで理解!
HTMLは「入れ子の箱」と考えるとわかりやすいです:

📦中の箱(strong)を先に閉じてから、外の箱(p)を閉じるルールです。

タグの入れ子の階層を守るってのも重要なんだね。これもHTMLが崩れる原因になるのか・・・。ちなにに「開ける順と閉める順が逆」って、たとえば“靴下→靴”の順で履いたら、“靴→靴下”の順で脱ぐようなイメージかな?

その例え、すばらしいです✨
HTMLでも、「靴下の上から靴を履いたら、脱ぐときは靴→靴下の順番」! これと同じですよ🧦👟
🧪「属性(attribute)」とは?
タグには、“追加情報”をつけることができます。
例:
<img src="neko.png" alt="ねこの画像">
属性名 | 役割 |
---|---|
src | 画像のファイルパス(どこにあるか) |
alt | 画像が表示されない時の代替テキスト |
🎯 属性 = 要素に「設定」を加えるものです。
他にも、href
(リンク先), class
(CSS指定)などもよく使います!

属性ってタグに追加情報や設定を加えるという意味合いだったんだ。確かにみんな情報が付け足されているね。

その通り! 属性は「この要素はどう扱ってほしいか」という指示や補足をつけるためのものなんです。タグだけでは足りない情報を“プラスα”で伝えてくれる大事な存在ですよ✨

なるほど〜。だいぶ飲み込めてきたよ。ほかにもブロック要素やインライン要素ってのもあったよね?
ブロック要素とインライン要素

HTMLには「ブロック要素」と「インライン要素」という2つのタイプのタグがあります。
ブロック要素(block-level element)
- 特徴:
- 横幅は基本「親要素いっぱい」まで広がる
- 自動的に改行される
- 他の要素の上や下に積み重なって表示される
- よく使うタグ:
<div>
(区切り用の箱)<p>
(段落)<h1>〜<h6>
(見出し)<ul>
,<ol>
,<li>
(リスト)<section>
,<article>
,<header>
など
🧱 ブロック要素の例:
<p>これは段落の文章です。</p><p>これも別の段落です。</p><p>これも別の段落です。</p>
🔽 表示:

✍️ インライン要素(inline element)
- 特徴:
- テキストや画像のように、文章の中に入り込む
- 改行されず、横に並ぶ
- サイズ指定(
width
やheight
)は基本できない(CSSで特殊対応は可能)
- よく使うタグ:
<span>
(スタイル変更用)<a>
(リンク)<strong>
,<em>
(強調)<img>
(画像)<code>
(コード表示)
✍️ インライン要素の例:
<p>これは<a href="#">リンク</a>です。</p>
🔽 表示:

🎯 どう使い分けるの?
項目 | ブロック要素 | インライン要素 |
---|---|---|
主な役割 | レイアウト構造やセクション分け | テキストの装飾や部分的な意味付け |
改行の有無 | 自動で改行される | 改行されない(文中に並ぶ) |
横幅 | 基本は親要素いっぱいに広がる | 中身に応じた幅 |
使い所 | セクション、段落、リストなど大きなかたまり | 文中の強調、リンク、画像など |
💡使い分けのコツ
- レイアウト全体を区切る →
<div>
,<section>
などのブロック要素 - 文章の一部を装飾・意味付け →
<span>
,<a>
,<strong>
などのインライン要素

ブロックは大きな区切りで必ず改行されるのが特徴だよね。インライン要素はまさしく文中での文章装飾という感じだね。

その通りです! ブロック要素は「文章の構造や大枠を決める骨組み」、
インライン要素は「その中の装飾や意味付けのパーツ」なんですよ。役割を分けて考えると、HTMLの読み書きがグッと楽になります!
まとめ:HTMLの基本ルールを知れば怖くない!

HTMLは「Webページの骨組み」を作る言語。文法ルールも、実は基本を押さえればとてもシンプルです。
<!DOCTYPE html>
や<head>
は“最初に設定しておく情報”- ブロック要素とインライン要素は「表示の箱の違い」
- タグには開始タグと終了タグがあり、入れ子構造は開いた順に閉じる
- 属性(プロパティ)は「要素に追加する情報」
例:href=""
やalt=""
など
また、<p>
, <h1>
, <img>
, <a>
など、よく使うタグは用途ごとに役割が決まっているため、パターンを覚えてしまえば効率的に組み立てられるようになります。

HTMLへの理解が改めて深まったよ。解説ありがとう

お役に立てて良かったです! 引き続き不明点があればご説明していきますね。
今回はHTMLの構造やルールをおさらいしてみました。次はCSSも確認していきたいですね。ではでは。
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